騒音の被害

振動や音については、心地よく快適な振動や音がある一方、不快な振動や音(騒音)があることは誰もがわかる。
しかし、振動や音に対する感党には個人差があり、心地よさと不快さの間に明確な境界があるとはいえない。
長期間、遠洋航海で仕事をしている人は、ゆれのない陸上では落ち着かず熟睡できないという話もある。
しかし、大まかには誰でも不快に感じる範囲、あるいはほとんど感じない範囲というものがある。
図1は、横軸に振動数(1秒間での振動する数、単位はHz)、縦軸に振動の大きさ(振幅)をとったときの多くの人間が感じる感覚を5レベルに分けて示している。
一般に、振幅が大きく振動数が高いほど不快感が増すことがわかる。
しかし振動数が数Hz以下の領域では、振幅が大きくてもあまり不快感がないこともわかる。
ゆりかご、レジャー用のハンモック、ブランコなどは振動の持つ「心地よさ」を利用しているといえよう。
一方では、低振動数の中にも、空気圧の振動として耳の中にある平衡感覚を司る三半規管に悪影響を与えるものもある。